大学院修了後、農林水産省水産庁に入庁した小松氏は、瞬く間に国際漁業交渉のエースとして頭角を現します。小松正氏の経歴における最大のハイライトは、国際捕鯨委員会(IWC)日本代表代理や国際海域交渉の最前線で繰り広げたタフなディベートです。
当時、捕鯨問題や海洋資源管理を巡る国際会議は、感情的な動物保護論と科学的根拠を重んじる日本の主張が激突する主戦場でした。小松氏は国際法と科学的データを武器に、欧米の圧力に対して一歩も譲らない姿勢を貫き、海外メディアから「ミスター・ホエール」や「不屈のネゴシエーター」と畏敬を込めて呼ばれるに至りました。
官界を退いた後も、東京大学大学院客員教授などのアカデミックな役職を通じて後進の育成に尽力。政策提言機関やシンクタンクで海洋ガバナンス改革を主導するなど、多方面で卓越した活動実績を積み重ねてきました。