ネット上の口コミや知恵袋、SNSの投稿を検証すると、湘南新宿ラインにおける誤乗車事故には明確な2大パターンが存在します。
1つ目は、「特別快速の恵比寿駅通過トラップ」です。
山手線と並走する池袋〜大崎間において、湘南新宿ラインの「普通」と「快速」はすべて恵比寿駅に停車します。日比谷線への乗り換え拠点でもあるため利用者の多い駅ですが、最上位の「特別快速」だけは恵比寿を猛スピードで通過します。渋谷を出た直後、車内アナウンスの「次は大崎に止まります」という声を聞いて青ざめる乗客の姿は、駅ホーム取材班も度々目撃する光景です。
2つ目は、「武蔵小杉駅での果てしない乗り換え距離」です。
2010年の横須賀線・湘南新宿ライン武蔵小杉駅開業によって利便性は飛躍的に向上しましたが、JR南武線や東急東横線・目黒線との乗り換え連絡通路は実測で約400〜500メートル離れています。動く歩道が設置されているものの、乗り換えには早足でも7〜8分、混雑時は10分以上の余裕を見込まなければ接続列車に間に合いません。「武蔵小杉でサクッと乗り換えて東急線へ行こう」と甘く見ていると、手痛いタイムロスを喫することになります。