現場の絶対的支柱である水谷豊の意向は、このプロジェクトの決定打となる。水谷は歴代の相棒たちを我が子のように見守ってきたが、とりわけ成宮寛貴に対しては特別な思い入れを抱き続けてきた。
突然の芸能界引退時、誰よりも心を痛め、その後も気遣いを見せていたのが水谷だった。座長として「途切れてしまった享の物語を、いつか右京の手で受け止めてやりたい」という親心に近い情熱は、制作陣にも共有されている。
水谷の強固なバックアップがあるからこそ、テレビ朝日側も企画の具現化に踏み切れる。両者の信頼関係こそが、復帰計画の最大の推進力だ。