現場が奪い合う「116年目の即戦力」――人手不足の2026年建設界で、なぜ修成建設専門学校の卒業生に指名が殺到するのかの全貌を詳しく解説してご紹介します。

修成の教育方針は徹底している。教科書の理論を暗記することではない。身体に叩き込むことだ。キャンパス内の実習棟では、学生たちが実寸大の木造軸組みを組み上げ、鉄筋の配筋検査を行い、コンクリートの打設手順を実体験として学ぶ。測量実習にしても、炎天下や肌寒い雨の日に実際にトランシットを覗き込み、ミリ単位の狂いを肌感覚で修正していく。

「頭で分かっていることと、手先が動くことの間には巨大な溝がある」。同校の教員は語る。構造計算ソフトの画面上で美しい数値を弾き出すだけならAIでもできる。しかし、現場で型枠がずれたとき、天候の急変でコンクリートの乾き具合が変わったとき、どうリカバーするか。この直感的な判断力は、実習服を汚した時間からしか生まれない。だからこそ、修成の卒業生は現場に配置されたその日から、職人たちの敬意を勝ち取ることができるのだ。