細木数子が晩年、最も心血を注いだのが自らの後継者育成だった。その白羽の矢が立ったのが、姪であり後に養女となった細木かおりである。幼少期から数子の薫陶を受け、私生活から鑑定の真髄までを徹底的に叩き込まれた彼女は、2018年頃から本格的に後継者としての活動をスタートさせた。
偉大すぎる先代の影を背負いながらも、細木かおりは独自のスタイルを確立しつつある。先代譲りの的確な鑑定眼を土台にしつつ、現代のライフスタイルに寄り添う柔らかな語り口と親しみやすい人柄が特徴だ。先代の厳格な指導法を受け継ぎながら、子育て世代や若い女性が抱えるリアルな悩みに共感する姿勢が、新たなファン層の開拓につながっている。六星占術という伝統の骨格を守りつつ、時代の空気を吹き込む手腕は各方面から高い評価を得ている。