今や東京・恵比寿をはじめ、ポートランドや香港など世界主要都市に店を構える「AFURI」。そのすべてのルーツが、ここ神奈川・七沢の地にある。なぜ利便性の高い都心ではなく、アクセスに工夫が必要な山あいに店を作ったのか。そこには一貫した美学が存在する。
理由は至極シンプルでありながら挑戦的だ。「本物の水がある場所でしか、理想のスープは作れない」という創業者たちの強い執念だった。創業当時のラーメン店のイメージを覆すカフェのようなモダンな内装と、心地よいジャズが流れる空間作りは、当時のフードシーンに大きな衝撃を与えた。2026年の今振り返っても、その先見の明には驚かされるばかりだ。