かつてWindows 10で導入されていたWindows10切り取り&スケッチ機能は、Windows 11への統合に伴いリニューアルされ、現在は「Snipping Tool」へと名称が一元化されました。単なる画面切り抜きツールにとどまらず、ドキュメント作成の現場を支える強力なプロダクティビティツールへと進化を遂げています。
最も実務で多用されるSnipping Toolの範囲指定と使い方の手順は極めてシンプルです。
- キーボードの「Windowsキー + Shift + S」を同時押しする。
- 画面全体がわずかに暗転し、画面上部にコントロールバーが表示される。
- 4つの切り取りモード(四角形、フリーフォーム、ウィンドウ、全画面)から任意のアイコンを選択する。
- マウスで撮影したい領域をドラッグして囲む。
- 指を離した瞬間にキャプチャが完了し、クリップボードに格納されると同時に画面右下に通知バナーが表示される。
画面右下に現れる通知をクリックするとSnipping Toolの編集ウィンドウが立ち上がり、蛍光ペンによる強調や定規ツールによる直線描画、トリミングが直感的に行えます。さらに、2026年以降のアップデートで追加された「テキストアクション」は極めて強力です。画像内の活字をAIが瞬時にOCR認識し、テキストデータとしてクリップボードへ抽出できるほか、電話番号やメールアドレスなどの個人情報を1クリックで黒塗りマスキングする機能まで標準搭載されています。
また、タイマー撮影機能(3秒・5秒・10秒の遅延キャプチャ)を利用すれば、マウスホバー時にしか出現しないドロップダウンメニューやツールチップの撮影も容易にこなすことができます。