読者の間でしばしば大きな話題となるのが、シャボンディ諸島編においてブルックが放った「ロジャー? 昔そんなルーキーがいたような いなかったような…」というセリフです。
かつて世界を制覇した海賊王ゴール・D・ロジャーを「新米」扱いしたこの発言は、連載当時ネットコミュニティやSNSで「ブルックは何者なのか」「ロジャーを呼び捨てにする大物なのか」と大きな反響を呼びました。この真相は、ワンピース世界の緻密な年代記を照らし合わせることで完全に説明がつきます。
ロジャーが処刑された大海賊時代の幕開けは物語の「24年前」であり、ロジャー海賊団がラフテルへ到達したのは「25年前」です。そしてロジャーが名を馳せ始めたのは処刑の約30〜40年前とされています。
一方、ブルックがルンバー海賊団として海を駆け巡り、魔の三角地帯で命を落としたのは今から約52年前です。つまり、ブルックが一線で名を轟かせていた時代、ロジャーはまだ海に出たばかりの駆け出し(ルーキー)であったことは時系列上、完全に整合します。大げさなハッタリではなく、当時の海を生きた「生き証人」だからこその偽らざる事実だったのです。