横浜野毛の老舗洋食センターグリルが愛される理由と混雑回避術の全貌を詳しく解説してご紹介します。

ネット上の情報や旅行ガイドブックでしばしば混同されているのが、「ナポリタン発祥の地」をめぐる歴史的経緯です。

正確な食文化史において、生のトマトやホールトマト、ニンニク、オリーブオイルを使った「ホテルスタイルのスパゲッティ・ナポリタン」を考案したのは、横浜山下町のホテルニューグランドです。一方、戦後の物資不足の中で、手に入りやすかったカゴメのトマトケチャップを用い、現代日本人が想起する「大衆ケチャップナポリタン」を確立・普及させた立役者こそがセンターグリルです。高級フレンチの賄いやホテル料理を、街の大衆文化へと翻訳した点に同店の歴史的偉業があります。

もう一つの注意すべき盲点は「席の事前予約」です。一般のランチやディナーの席のみ予約は基本的に受け付けておらず、原則として来店順の案内となります。「予約できると思って行ったら大行列で諦めた」という失敗談が後を絶たないため、訪問計画を立てる際は並ぶ時間を織り込んでおくことが必須となります。