近年、特に問題視されているのがSNS上での目撃情報の変質と拡散スピードです。TikTokやXでは、街中で警察官に囲まれている不審者の様子や、騒ぎ立てる人物のスマートフォン動画が瞬く間に数百万回再生される現象が起きています。
動画に「【恐怖】〇〇駅にハンマーおじさん現る」といった扇情的なキャプションが付けられると、真偽が確かめられないままリポストが連鎖します。実態を調査すると、実際には単なる口論や泥酔者の保護であったり、何年も前の別件の映像が使い回されていたりするケースも少なくありません。ネットの反応を見ても、「怖くて電車に乗れない」「近くに住んでいるから不安」というリアルな恐怖の声と、「また再生数稼ぎのデマか」という冷静な指摘が二極化しています。