スマートフォン単体で部屋の温度を測る場合、多くのツールは端末内部に備わるバッテリー温度センサーやCPU温度センサーの数値をベースに推計している。しかし、ここで大きな課題となるのが基板自体が発する熱だ。充電中や動画視聴時は本体が熱を帯びるため、周囲の空気温度より数度高く表示されてしまう現象が頻発する。
この課題に対し、Apple Inc.を率いるティム・クック最高経営責任者(CEO)やGoogle LLCのスンダー・ピチャイCEOのもとで開発が進められてきた各種デバイスは、省電力化や熱排出力の向上に注力してきた。しかし、現行の標準的なiOSやAndroidのシステムでは、周囲の空気温度を直接測定する物理センサーは一般解放されていないのが実情だ。そのため、多くのユーティリティアプリはアルゴリズムを用いて内部温度から外気温を予測演算する仕組みを採用している。