噂が一気に現実味を帯びて広まった決定的なきっかけは、2026年1月からスタートしたツアー「中島みゆき 2026 ラスト・ツアー『結果オーライ』」でした。「ラスト」という衝撃的な単語が冠されたことで、「いよいよ引退か」「身体が限界なのではないか」とファンの間に激震が走りました。
さらに不運だったのは、直後に発生した新型コロナウイルスの世界的な感染拡大です。全24公演を予定していたツアーはわずか8公演を終えた時点で中止を余儀なくされ、中島みゆきは事実上の活動休止状態に入りました。この突然の幕引きと沈黙の期間が、中島みゆきの引退の噂や、ネット上の悪質な中島みゆきの死亡説というデマへと増幅していった経緯があります。
しかし、「ラスト・ツアー」と銘打った真意は、全国を長期間かけて回る大規模な巡回ツアーに一区切りをつけるという意味合いであり、音楽活動そのものを辞めるという意味ではありませんでした。この誤解が一人歩きしたことが、長期にわたる体調不良説の引き金となったのです。