歯を削らず、歯茎を傷つけずにプラークだけを確実に除去するためには、正しい「力加減」と「動かし方」の習得が欠かせません。
まず把握すべきは適正なブラッシング圧です。推奨される筆圧の目安はわずか「100〜200g」。これは、歯ブラシの毛先を当てたときに「毛先が広がらない程度」の非常に軽いタッチです。キッチンスケールに歯ブラシを押し当てて200gの感覚を確かめてみると、多くの人が「こんなに弱くていいのか」と驚きます。
余計な力を入れないための具体的なテクニックは次の通りです。
歯ブラシは握りこむように持つ(パームグリップ)のではなく、鉛筆を持つように指先で支える「ペングリップ」で持ちます。これにより手首の無駄なスナップや過剰な圧力が自然と抑制されます。
動かし方は、毛先を歯と歯茎の境目に45度の角度で当て、幅5ミリ〜1センチ程度の幅で細かく振動させる(バス法・スクラビング法)のが基本です。大きく横にゴシゴシとスライドさせる磨き方は、プラークが落ちないばかりか歯を削る最大の原因になるため厳禁です。