「大」と「小」で流れる水量の違いは、一体どれくらいなのでしょうか。現在普及している便器のタイプ別に比較してみると、その差は明確です。
1990年代以前の従来型トイレでは、大で約13リットル、小で約10〜11リットルもの水を使用していました。一方、現在の超節水型トイレでは、大洗浄で約3.8〜4.8リットル、小洗浄で約3.0〜3.6リットルと、全体的な水量が劇的に減少しています。大と小の差は、わずか約1〜2リットル程度です。
東京都水道局の一般的な従量料金(1リットルあたり約0.24円)で試算した場合、大と小の水道代の差額は1回あたりわずか約0.24〜0.48円です。仮に4人家族が1年間ペーパー使用時に無理やり「小」を使い続けたとしても、年間の節約額は数百円から千数百円程度にとどまります。
一方で、排水管の詰まり除去を専門業者に依頼した場合、高圧洗浄やトーラー作業で2万〜5万円以上の出費になるケースが一般的です。日々の数十銭の節水のために数万円の修理リスクを背負うのは、経済的な観点からも合理的ではありません。