若者や外国人旅行者を朝市へ駆り立てる強力なエンジンとなっているのが、中国最大のライフスタイル系SNS「小紅書」だ。アプリを開けば、色鮮やかな朝市の風景や、湯気立つグルメの動画が無限にフィードを埋め尽くしている。
中でも今、最も熱い視線を浴びているのが中国東北部に位置する瀋陽小河沿早市だ。氷点下の厳しい寒さの中、巨大な鉄鍋から立ち上る湯気と、ズラリと並ぶ名物の肉まんや羊肉スープ。スマホを片手に持った若者たちが、地元のおじいさんやおばあさんと笑顔で言葉を交わしながら買い求める姿が、小紅書上で瞬く間に拡散された。SNS上の熱気とリアルの現場の熱気が奇跡的に融合し、新たな観光の名所が生み出されている。