数ある太宰治を題材にした映画の中でも、本作ほど「女の視点」から文豪の虚飾を剥ぎ取った作品は他にない。その中心で最大の起爆剤となったのが二階堂ふみだった。
彼女は山崎富栄を、単なる歴史の影に隠れた悲劇のヒロインとしてではなく、自らの欲望に従って運命を選び取った能動的な怪童として蘇らせた。生半可な共感を許さないその凄絶な表現力は、日本映画史における伝記映画の新たな金字塔として、これからも長く語り継がれていくに違いない。 (出典: 人間 失格 二階堂 ふみ(Yahoo!ニュース))
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