北太平洋の沿岸に君臨した束柱目だが、中新世の後期に差し掛かると、その姿を突如として消してしまう。環境の激変が彼らを追い詰めた。地球規模の寒冷化に伴い、沿岸の浅瀬に広がっていた海草場が急速に縮小したのだ。さらに、新たに頭角を現したジュゴンの祖先や初期の海生哺乳類との資源競争も拍車をかけた。あまりにも浅海環境に特化しすぎた完璧な進化が、裏目に出てしまったのかもしれない。時代の波に飲み込まれた奇獣の終焉は、現代の私たちが直面する生物多様性の崩壊と環境変動のリスクにも通じる重い問いを投げかけている。 (出典: デスモスチルス 時代(Yahoo!ニュース))
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