記念樹の森を実際に契約した利用者や、記念植樹イベントに参加した家族からは、どのような評価が寄せられているのでしょうか。現地でのヒアリングや各種コミュニティでのリアルな意見を検証すると、自然環境ならではの感動と、見落とされがちな現実が浮き彫りになります。
「春の桜、秋の紅葉と、訪れるたびに季節の移ろいを感じられるのが何よりの救い。暗い霊園のイメージとは異なり、孫を連れてピクニック気分で手を合わせに行ける」(60代・里山樹木葬契約者)
「子どもの誕生記念に森林公園で植樹をしました。毎年家族写真を木の前で撮るのが恒例行事になり、木が自分たちとともに成長していく姿に深い愛着を感じています」(30代・記念植樹参加者)
こうした高評価が目立つ一方で、自然と隣り合わせであるがゆえの不満や戸惑いの声も無視できません。
「最寄り駅からバスが1時間に1本しかなく、高齢になって車の運転をやめた後のアクセスに不安がある。坂道や未舗装の山道が多く、雨の日の参拝は足元がかなり危険だった」(70代・利用者の家族)
「植樹した木が台風で倒木被害を受け、植え直しになった。人工の石碑と違って生き物なので、思い通りの樹形に育たないこともあると覚悟が必要」(50代・契約者)
このように、記念樹の森の評判は「豊かな自然景観への満足感」という絶賛がある一方で、「交通インフラの利便性」や「天候・災害リスク」に対するシビアな現実評価が混在しています。