行動心理学の観点からも、この現象は非常に理にかなっている。人間は丸みを帯びたフォルムや大きめの瞳、やわらかな色合いに対して無条件に警戒心を解き、親近感を抱く本能(ベビースキーマ)を持つ。SNSのアカウント一覧やコメント欄で愛らしいアイコンが目に飛び込むと、脳は無意識にその発言に対してポジティブな感情を抱きやすくなる。
実際、あるマーケティング機関の試算によると、タイムライン上で愛されるデザインのアイコンを設定しているアカウントは、同規模の無機質なアイコンのアカウントと比較して、返信率(リプライ率)やプロフィールのクリック率が平均して約1.8倍高いというデータも出ている。まさに視覚的な愛らしさは、SNS時代の重要なエンゲージメント・ドライバーなのだ。