炎上の代償は、雇用形態によって残酷なまでに分かれる。局に所属する正規社員のアナウンサーであれば、懲戒処分やアナウンス室からの異動という「守られた降格」で雇用そのものは維持されることが多い。だが、マスメディア・放送業界で最も過酷な現実に直面するのはフリーアナウンサーだ。
フリーの場合、ひとつの失言がそのまま契約解除に直結する。違約金の発生やレギュラー番組の全降板、所属事務所との契約解除に至るまで、キャリアの完全な断絶が瞬く間に現実のものとなる。リスクヘッジのために起用されていたはずのフリーアナウンサーが、今や真っ先にトカゲの尻尾切りとして切り捨てられる立場に置かれているのだ。