水泳のけのびで足が沈む原因は?大人が劇的に進む姿勢とプロの極意

水泳のけのびで足が沈む原因は?大人が劇的に進む姿勢とプロの極意

水泳のけのびで足が沈む原因は?大人が劇的に進む姿勢とプロの極意についての疑問解決ガイドをお届けします。

けのびにおいて「足が沈んで進まない原因」を突き詰めると、人体が水中で受ける2つの力、すなわち「重心(重力がかかる中心)」と「浮心(浮力がかかる中心)」の配置関係に行き着きます。人間の体の中で空気を含んで浮力を生み出すのは「肺(胸部)」周辺ですが、筋肉や骨の塊である下半身には浮く要素がほとんどありません。そのため、浮心はみぞおち付近にあるのに対し、重心はヘソ下(丹田付近)に位置します。

この浮心と重心の前後差によって、水面では「上半身が持ち上がり、下半身が下へと沈む」という回転モーメント(てこの原理)が自然発生します。特に大人の初心者は、子供に比べて骨密度が高く筋肉質であるため、下半身の比重が水より重くなりやすい傾向があります。この回転モーメントを打ち消す動作を知らないまま力任せに壁を蹴っても、水中で斜めの「ブレーキ板」のようになってしまい、推進力は一瞬で奪われます。

さらに失速を加速させるのが「頭の位置と目線」の狂いです。水への恐怖心や進行方向を確認したい心理から、わずかでも顎(あご)を上げて前を見ようとすると、頭部(体重の約10%)が水面上へ持ち上がります。その反作用として下半身が一気に沈み込み、水中で最も抵抗の大きい姿勢へと崩れてしまうのです。

山田 真由
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山田 真由

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