二人の接点は、成蹊大学法学部の同窓生という学生時代にまで遡る。もっとも、在学当時は親しい間柄ではなく、挨拶を交わす程度の顔見知りに過ぎなかったという。運命の歯車が噛み合い始めたのは、互いにそれぞれの世界で実績を積み重ねた30代に入ってからのことだった。
共通の知人を介して再会した二人は、知的な会話を通じて急速に距離を縮めていく。女優としてのキャリアを着実に歩んでいた水野真紀と、若手政治家として将来を嘱望されていた後藤田正純氏。2004年に発表された結婚は、政財界と芸能界を巻き込む大きな話題となった。華美なセレモニーを誇示するのではなく、互いの自立した生き方を尊重し合う姿勢は、当時から極めて現代的な結婚観を映し出していた。