WEB検索やSNS上で極めて多く見受けられる重大な誤解が、「盛岡地区勤労者共同福祉センター」と「盛岡地区勤労者福祉サービスセンター(愛称:勤労者福祉サービスセンター等の共済組織)」の混同です。名称が酷似しているため同一視されがちですが、両者は組織形態も提供機能もまったく異なります。
前者の「共同福祉センター」は、本稿で解説している通り、紫波郡矢巾町流通センターに実在する物理的な建物・体育館・会議室などのハコモノ施設を指します。誰でも予約手続きを踏めば現地を訪れてスペースをレンタルできます。
一方の後者「勤労者福祉サービスセンター」は、中小企業が単独では整備しにくい福利厚生(慶弔見舞金の給付、レジャー・宿泊施設の割引クーポン、健康診断補助など)を、自治体と連携して共同化する会員制の制度・共済ネットワークです。この二つの違いを理解していないと、「会員証がないと体育館が使えないのでは」「利用するのに月額会費が必要なのか」といった誤った解釈に陥ることになります。当センターの体育館や会議室は、会員制度とは独立して一般利用枠が開放されているため、余計な会費なしで施設ごとの使用料のみを支払えば問題なく利用できます。
また、アクセス面での立地トラップにも注意が必要です。住所は矢巾町ですが、名称に「盛岡地区」と付くうえ、最寄り駅はJR東北本線の「岩手飯岡駅」となります。ただし、岩手飯岡駅から徒歩で移動すると25分〜30分以上を要するため、電車でのアクセスは現実的ではありません。盛岡駅前や飯岡方面からの路線バスも流通センター経由便は運行本数が限られるため、事実上「マイカーまたは社用車での直行」が標準ルートとなります。