三角関数のグラフの書き方を徹底解説!平行移動や周期の悩みを一撃解消に関する専門家の意見を丁寧に解説いたします。

3つの基本関数の特徴を比較しながら整理すると、描画スピードは劇的に上がります。sin・cos・tanのグラフの書き方において、最も意識すべきは「周期」と「対称性」の違いです。

まず、基本波形であるy=sinθとy=cosθは、形そのものは全く同じ正弦波です。cosの波は、sinの波を左方向(負の方向)にπ/2だけスライドさせたものに過ぎません。両者ともに基本周期は2π、振幅(中心線からの高さ)は1となります。描く際は、1周期である2πを4等分し、0、π/2、π、3π/2、2πの各ポイントで山・谷・ゼロ点をプロットするのが鉄則です。

一方、異質な存在として警戒すべきがtanθです。傾き(y/x)を表すtanθは、動径が真上(π/2)および真下(3π/2)を向いたときに分母がゼロとなり、値が定義されません。そのため、tanの基本周期はπであり、グラフには曲線が決して接触しない「漸近線」が出現します。tanグラフの漸近線の求め方は、式全体の角度部分を「θ = π/2 + nπ(nは整数)」と等置すること。これを機械的に解く習慣をつければ、漸近線の位置割り出しで戸惑うことはなくなります。