映像の世界に進出して以降、山下容莉枝のドラマ代表作は枚挙にいとまがありません。1990年代には『ずっとあなたが好きだった』や『誰にも言えない』といった社会現象となったサスペンスドラマで、物語の不穏さを際立たせる見事な脇役を務めました。
さらに多くの視聴者の記憶に刻まれているのが、東海テレビ制作の昼ドラ枠での怪演です。社会現象を巻き起こした『牡丹と薔薇』(2004年)や『冬の輪舞』(2005年)などで見せた、愛憎入り乱れる強烈なキャラクター描写は語り草となっています。また、テレビ朝日系の『相棒』や『科捜研の女』、各局の2時間ドラマなど、山下容莉枝のサスペンスドラマへの出演数は膨大であり、「彼女が画面に出てくると事件の空気が一変する」と言わしめるほどの存在感を確立しています。