杉村太蔵氏の原点は、北海道屈指の拠点都市である旭川市にあります。実家は地元で長く親しまれてきた歯科医院であり、自身は道内屈指の進学校である北海道旭川東高校の出身です。高校時代にはテニス部でインターハイ個人複優勝、国体優勝を果たすなど、トップアスリートとしての勝負勘と行動力を培いました。
国会議員退任後、株式投資やメディア出演で実績を積み上げた杉村氏ですが、胸中に燻り続けていたのは「疲弊していく故郷への恩返し」でした。人口減少や郊外大型店への客足流出により、かつて賑わいを誇った中心市街地が活気を失っていく現状を目の当たりにし、タレントの枠を超えて自らリスクを背負う実業家として立ち上がる決意を固めたのです。
「言葉だけでなく、自分のお金と汗を使って結果を出す」。杉村氏が旭川への大規模な自己投資を決断した背景には、地方創生を単なるスローガンで終わらせない強い信念がありました。