長年親しまれた名物司会者の後を継ぎ、日曜朝の言論空間である『サンデーモーニング』の司会に就任した際も、その落ち着いた舵取りは見事なものだった。激論が交わされるスタジオにおいて、過度な感情論に流されず、多様なパネリストの意見を交通整理する手腕は円熟の極みに達している。
単なる司会進行にとどまらず、自らの言葉でニュースの本質を問い直す姿勢は、視聴者に深い思索を促す。硬派なテーマであっても分かりやすく、かつ品格を保ちながら伝える技術は、同業のキャスター陣からも極めて高く評価されている。
目まぐるしく変化するメディア環境にあって、彼女が放つ揺るぎない信頼感は、テレビという媒体の持つ社会的意義を改めて証明しているかのようだ。