一方、夫であるHiroこと森内寛樹もまた、特異なバックボーンを持ちながら自らの実力で道を切り拓いてきた表現者だ。父に大物歌手・森進一を持つサラブレッドでありながら、決してその看板に甘んじることはなかった。
彼が率いるロックバンド「MY FIRST STORY」は、インディーズ時代から圧倒的なライブパフォーマンスで頭角を現し、武道館公演や巨大フェスを次々と制覇。ハイトーンでエモーショナルなボーカルワークと攻撃的なラウドサウンドは、日本の音楽業界において確固たる地位を築いている。
近年ではソロ名義「森内寛樹」としてのカバーアルバムリリースや、バラエティ番組での機転の利いたトーク力でも注目を集める。音楽的なストイシズムと、大衆を惹きつけるユーモア。この二面性こそが、彼の持つ最大の武器であり、山本の心を射止めた大きな要素でもあった。