サプリメントの有効性を学術的に検証している国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所の情報基盤からも、成分同士の拮抗作用に関する膨大なデータが明らかになっている。
例えば、抗酸化作用を期待してビタミンCとビタミンB12を極端な高用量で同時に摂取すると、ビタミンCの還元力によってB12が破壊される可能性が報告されている。また、ポリフェノールを豊富に含む緑茶抽出物エキスと鉄分を同時に飲めば、タンニンが鉄と結合して水に溶けない不溶性の物質へと変化し、鉄の吸収が著しく妨げられる。
どれほど高価で高品質なサプリを選んでも、体内での吸収経路を無視した組み合わせでは意味がない。成分の化学的性質を理解することが、無駄のない健康投資の第一歩となる。