健康志向や体型管理を意識する読者にとっても、冷たい蕎麦は非常に優秀な主食の選択肢となります。他の一般的な主食メニューと栄養価を比較してみましょう。
一般的なざる蕎麦1人前(茹で上がり約260g・つゆ含む)のエネルギーは約300〜350kcal、糖質量は約55〜60gです。これは同等量の白米一膳(約240kcal・糖質約55g)やラーメン(約450〜600kcal・糖質約65〜75g)と比較しても、脂質が極めて低く(約1〜2g程度)、極めてヘルシーな数値といえます。
さらに注目すべきはGI値(食後血糖値の上昇スピードを示す指標)の低さです。白米やうどんが高GI食品(GI値80以上)に分類されるのに対し、蕎麦はGI値約54〜59の低GI食品に分類されます。食後の血糖値が緩やかに上昇するため、インスリンの過剰分泌を抑え、脂肪の蓄積を防ぐ効果が期待できます。
また、植物性タンパク質が豊富で、穀物としては珍しく必須アミノ酸「リジン」をバランスよく含んでいます。海苔がトッピングされたざる蕎麦を選べば、海苔に含まれるミネラルや食物繊維、ビタミンAも同時に補給できるため、栄養バランスの観点からも優れた選択となります。