投資家が最も関心を寄せるのは、三菱HCキャピタルの配当金の持続性です。日本の上場企業の中でもトップクラスである三菱HCキャピタルの連続増配記録は、同社の象徴的なアイデンティティとなっています。
掲示板で時折浮上する三菱HCキャピタルの減配リスクについて、客観的な財務指標からその現実味を検証してみましょう。
同社は中期経営計画において、配当性向40%以上をコミットしており、株主還元の方針は非常に強固です。利益成長に応じた増配を基本方針として掲げているだけでなく、過去のリーマンショックやコロナショックといった未曾有の危機下においても一度も減配することなく増配を継続してきた実績があります。
キャッシュフロー創出力と利益剰余金の積み上がりを勘案すると、業績が一時的に足踏みしたとしても、増配幅の縮小や配当据え置きで乗り切る公算が極めて高いと言えます。「連続増配企業」というブランド価値そのものが株価のプレミアムを形成しているため、経営陣が減配を選択するハードルは極めて高く、現時点で減配リスクを過度に恐れる必要性は乏しいのが実情です。