物語の中核をなすのは、主人公とヒロインが隠し続ける「哀しき真実」だ。過酷な運命に翻弄されながらも、ふたりが求めたのは救済なのか、それとも罰なのか。物語終盤、土砂降りの雨の中で明かされる決定的瞬間は、観る者の倫理観と感情を激しく揺さぶる。
本誌が独自に試写会参加者の証言をまとめたところ、クライマックスに待ち受ける衝撃の結末には誰しもが言葉を失うという。一筋縄ではいかない叙述と、ラスト数分間に隠された視覚的トリック。単なるバッドエンドでもハッピーエンドでもない、観終わった後に消えない余韻が残り続ける構造となっている。