名古屋でおしゃれを極めるメンズに向けて、今訪れるべき厳選店舗の全体像をあぶり出したい。中心地である栄の洗練されたショップアレイと、ヴィンテージやサブカルチャーが色濃く混在する大須エリア。この二大拠点が連動することで、名古屋のファッションエコシステムは他に類を見ない多様性を獲得している。
最新シーズンにおいて注目すべきは、インポートブランドの直輸入に踏み切る隠れ家ショップの動きだ。ベルリンやコペンハーゲン、あるいはロンドンの新鋭デザイナーが手掛ける稀少なアパレルが、大手セレクトの店頭に並ぶ前に早くも店頭へ運び込まれている。バイヤーが現地で直接交渉し、数着限定で確保したレアアイテムは、入荷と同時にソールドアウトを記録することも珍しくない。大通りの喧騒から離れた路地裏の雑居ビル2階で、世界の最前線と直結する優越感を味わえるのが、この街の深遠さだ。