工学部内の人気を二分しているのが建築学科と情報工学科である。この2学科の存在が、全体の志願動向を激しく揺り動かしている。
歴史的に強固なOB・OGネットワークを誇る建築学科は、伝統的に地方・首都圏の双方から根強い支持を集め続ける。設計演習棟をはじめとする設備の充実度は私立大学屈指であり、実質的な競争倍率は毎年上位をキープする。一方、情報工学科はAIやデータサイエンス需要の波に乗り、共通テスト利用入試を中心にボーダーラインが年々切り上がっている。
だが、ここにもカラクリがある。併願パターンの多様化により見かけの志願者数が増加している側面があり、追加合格の出方次第で実質的な難易度が乱高下するのだ。表面的な倍率に惑わされず、正規合格ラインと繰り上げ合格の推移を見極めなければ、正確な勝算は立たない。