人の顔が覚えられないのは脳の特性?相貌失認の症状と原因・対処法

人の顔が覚えられないのは脳の特性?相貌失認の症状と原因・対処法

人の顔が覚えられないのは脳の特性?相貌失認の症状と原因・対処法の具体的な内容に迫る! 専門的な視点でまとめました。

相貌失認には、大きく分けて「先天性(発達性相貌失認)」と「後天性相貌失認」の2種類が存在します。

先天性相貌失認は、明らかな脳の器質的損傷(外傷や病変)がないにもかかわらず、幼少期から顔の認識が困難なタイプです。近年の国内外の大規模調査では、生まれつき相貌失認の傾向を持つ人の割合は一般人口の約2〜2.5%にのぼると報告されています。これは学校の1クラス(約35〜40人)に1人程度は存在する計算であり、決して極めて稀な病気というわけではありません。

一方の後天性相貌失認は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害、脳炎、あるいは交通事故などによる頭部外傷によって、右側頭葉や後頭葉の紡錘状回を含む顔認識ネットワークが損傷を受けることで突然発症します。

分類項目先天性(発達性相貌失認)後天性相貌失認編集部の見解・分析発症時期・契機生まれつき(幼少期から継続)脳血管障害・頭部外傷・脳炎など後天的損傷先天性は本人が自覚しにくく、成人後に気付く例が圧倒的。推定発症率・割合人口の約2.0〜2.5%(約50人に1人)脳損傷の部位・規模による(脳卒中患者の一部)先天性の有病率は想像以上に高く、身近な問題である。脳画像(MRI等)一般的なMRIでは明らかな異常が見られないことが多い右側頭葉・後頭葉・紡錘状回に病変を確認可能先天性は通常の画像診断で見落とされやすいため専門テストが必須。自覚のされ方「他人は顔で見分けている」と大人になって知る昨日まで識別できていた家族の顔が突然わからなくなる後天性は急激な喪失体験となるため精神的ショックが大きい。
中川 明日香
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中川 明日香

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。