生放送当日のX(旧Twitter)では、「#レコ大」「#最優秀新人賞」が世界トレンドの1位を争います。レコード大賞新人賞に対するネットの反応を定性分析すると、ファンの感情は大きく3つに分類されます。
第一は、下積みを経て栄冠を手にしたアーティストへの熱狂的な祝福です。受賞瞬間のメンバーの涙や、受賞スピーチで語られた「支えてくれたファンへの感謝」は、リアルタイムで数万件のリポストを生み出します。特にメジャーデビューまで苦節を味わったグループが受賞した際の手記や特番インタビューでの告白は、ファンダムの結束をより強固なものにします。
第二は、推しが選ばれなかったファンの悔しさと疑問の声です。「再生回数やCDの初動売上では圧倒的に勝っていたのになぜ落選したのか」という投稿が散見されます。しかし、後述するようにレコ大は純粋な売上ランキング発表番組ではないため、選考基準の違いを理解していない層との間で毎年摩擦が起こります。
第三は、「新人」の定義に対する議論です。「すでにインディーズで武道館に立っている」「K-POPグループで母国デビューから数年経過している」といったケースにおいて、どこまでを日本のレコ大上の新人とするのか、ファンの間でも意見が分かれる場面が目立ちます。