草津といえば圧倒的な湯量を誇る温泉地だが、この宿では館内にいながら2つの異なる源泉を堪能できる。一つは、草津温泉の中でも産出量が少なく希少とされる「わたの湯」。その名の通り、真綿のように柔らかく肌を包み込む湯ざわりが特徴だ。もう一つは、豊かな効能と適度な刺激を持つ「湯川の湯」。この対照的な二湯を贅沢に比べ湯できる環境は、温泉通をも唸らせる。
明治期にこの地の温泉を医学的に研究し、世界へ広めたドイツ人医師エルヴィン・フォン・ベルツ。彼が絶賛した草津の湯の力は、今も変わらず人々を癒やし続けている。大浴場や複数の貸切風呂を巡ることで、ベルツ博士が愛した名湯の神髄を肌で感じることができるはずだ。