強盗致死傷罪の法定刑は、結果が「致傷(怪我)」にとどまったのか、それとも「致死(死亡)」に至ったのかによって、適用される刑罰の幅が明確に分かれます。
【強盗致傷罪の量刑】
法定刑は「無期懲役又は6年以上の懲役」です。一般的な有期懲役の上限は20年(加重時は最長30年)であり、最低でも懲役6年という重罰が下されます。初犯であっても実刑判決が下される可能性が極めて高く、安易な気持ちで犯行に及んだ代償としては致命的な年数を刑務所で過ごすことになります。
【強盗致死罪の量刑】
被害者が亡くなった場合、法定刑は「死刑又は無期懲役」の2択しか存在しません。通常の殺人罪(刑法199条)には「5年以上の有期懲役」という選択肢が用意されていますが、強盗致死罪には有期懲役の選択肢そのものが存在しません。裁判官が酌量減軽を行わない限り、一生刑務所から出られないか、命をもって償うかの二者択一となる、文字通りの最重罪です。