東京都台東区に位置する浅草は、歴史ある伝統芸能と老舗の味が交差する街だ。その象徴的スポットである雷門のすぐ斜め向かいに暖簾を掲げるのが「御菓子司 亀十」である。上野の「うさぎや」、東十条の「草月」と並び、和菓子界では「東京三大どら焼き」の筆頭格として広く知られている。
この地で長年培われてきた暖簾の重みは伊達ではない。単なるお土産にとどまらず、特別な日の手土産や贈答用としても圧倒的な支持を集めている。多くのどら焼きが存在する中でも、亀十のどら焼きが異彩を放ち続ける理由は、創業以来守り抜かれている手作業へのこだわりと、一切の妥協を許さない素材選びにある。