古くから文化の発信地として栄えてきた祇園。その中心部から一歩足を踏み入れると、古い木造建築が連なる風情ある景観が広がる。数ある店舗の中でも、独自のポジションを確立しているのが甘味処・日本茶カフェというジャンルだ。伝統的な茶の湯の形式を守りつつ、現代のライフスタイルに合わせたカフェの形態を融合させたこのスタイルは、若者からシニア層まで幅広い支持を集めている。
テレビ東京「出没!アド街ック天国」などのメディアで取り上げられたことをきっかけに、その名は全国区へと広がった。単なる話題性にとどまらず、一杯のお茶に対する妥協のない姿勢がリピーターを増やし続けている要因だろう。風情ある中庭を眺めながら過ごす時間は、日常の慌ただしさを忘れさせてくれる。