大浴場の活気も魅力だが、誰にも邪魔されずに湯と対峙したいなら家族風呂(貸切風呂)の選択肢を外すわけにはいかない。それぞれ趣の異なる個室が用意されており、毎回湯を完全に入れ替える方式を採用している部屋もあるため、常に生まれたてのバージンウォーターに身を沈めることができる。
小さな子ども連れのファミリー層はもちろん、足腰に不安を抱えるシニア世代、あるいは静かに思索を深めたい単身の逗留者にとっても、この独立したプライベート空間は至高のシェルターとなる。窓の外に広がる中庭の緑を眺めながら、自分だけのペースで湯面と向き合う時間は、何物にも代えがたい精神の回復をもたらしてくれる。