公式素材を手軽に入手できる反面、利用者が最も注意しなければならないのがミナモの著作権ガイドラインの真相です。「県のキャラクターだから誰でも何にでも無条件で使える」と思い込むのは大きな間違いで、利用目的によって明確な線引きが存在します。
私的な鑑賞や個人のスマートフォン壁紙、営利を目的としない私的範囲での利用であれば、申請なしでイラストを楽しめます。しかし、企業の広告チラシ、商品パッケージ、店舗のPOP、収益化されたWEBサイトでの掲載など商用利用を伴う場合は、事前に岐阜県への使用承認申請書の提出が義務付けられています。
申請時には、利用目的やデザインの完成見本(カンプ)を岐阜県清流の国推進部などに提出し、審査を受ける必要があります。審査基準の核となるのが「清流の国ぎふ ミナモ デザインマニュアル」です。マニュアルにはキャラクターの品位を保つための厳密なルールが定められており、以下の行為は固く禁じられています。
・画像の縦横比(アスペクト比)を崩して拡大・縮小すること
・公式で指定された水色・黄色のカラーコードを無断で変更すること
・手足の角度や表情パーツを勝手に改変・合成すること
・特定の政治・宗教活動や公序良俗に反するコンテンツと組み合わせること
デザインマニュアルの規定を守らずに使用した場合、承認の取り消しや素材の回収・差し止めといった厳しい対応が取られるケースもあります。クリエイターや事業者は、必ず公式マニュアルを一読したうえで正しく素材を扱いましょう。