「新・三種の神器」と呼ばれたカラーテレビ(Color TV)、クーラー(Cooler)、自家用車(Car)の頭文字をとった「3C」が、一般家庭の憧れとなったのもこの頃だ。モノを手に入れることが、そのまま豊かさと幸福の証明だった時代である。
デパートの屋上遊園地は家族連れで溢れ、マイカーで郊外へドライブすることが最高のステータスとなった。消費は美徳とされ、日本中が明日は今日より良くなると信じて疑わなかった。モノに溢れ、デジタル化が進んだ2026年の視点から見れば、どこか泥臭くも、圧倒的なエネルギーに満ちた生活様式がそこにはあった。