一方で、Z世代やそれ以降の若い世代にとって、この番号はどう映っているのだろうか。彼らの多くは、新規契約時に割り当てられた070や080、あるいはデータ通信専用のeSIMを利用している。
「090から始まる番号の人を見ると、親の世代だなと感じる」と、都内の大学生は語る。ある種のジェネレーションギャップを示す記号として、この番号が機能しているのは紛れもない事実だ。しかし、これが単なる「古いもの」として切り捨てられているわけではない。一部のファッションやカルチャーと同様に、あえてレトロな「090」を所有することを「エモい」と捉える風潮も一部で観測されている。デジタルネイティブたちにとって、アナログ時代の名残は新鮮な魅力に映るようだ。