キムチうどんの味付けで最も頼りになるのが、出汁と醤油のバランスが整った「めんつゆ」です。しかし、めんつゆ単体ではキムチ特有の乳酸発酵によるシャープな酸味に負けてしまうことがあります。そこで重要になるのが、油分と発酵調味料を組み合わせた黄金比のつゆです。
温かい汁ありうどんを作る場合、基本となる配合は「めんつゆ(3倍濃縮)大さじ2:水250ml:みりん小さじ1:ごま油小さじ1」がベースになります。ここに加えるべきプロの隠し味こそが、「味噌小さじ1/2」または「オイスターソース小さじ1/2」です。
キムチと同じ発酵食品である味噌を加えることで、複雑なアミノ酸の旨味が重なり合い、尖った酸味が驚くほどまろやかな深みへと変化します。また、オイスターソースに含まれる牡蠣のエキスは動物性アミノ酸を補い、スープ全体に濃厚なボディ感をもたらします。仕上げに熱々のごま油を回しかけることで、香ばしいアロマが立ち上り、専門店のチゲスープに匹敵する重厚な仕上がりを実現できます。