沖縄のミリタリーとヴィンテージのアーカイブは、世界のファッショントレンドを牽引するトップクリエイターたちをも惹きつけてやまない。ストリートファッションの巨匠であり、世界的メゾンのアーティスティックディレクターを務めるNIGOをはじめ、本物を知るデザイナーたちがインスピレーション源を求めて沖縄の古着カルチャーを巡礼することは有名だ。
普天間で見つかるアイテムには、計算されたデザインでは決して生み出せない「本物の機能美」と「時間の摩擦」が刻まれている。日差しで褪せたダック生地のワークジャケット、補修を繰り返されたミリタリーバッグ。それらは単なる中古衣料ではなく、歴史の断片を身に纏うアートピースとして再解釈されているのだ。