平本蓮のスタイリングは、TPOに応じてその表情を劇的に変化させます。彼が計算し尽くしている3つの代表的なシチュエーションを検証します。
1. 舌戦を芸術に昇華させる記者会見スーツ
ビッグマッチの記者会見では、身体に吸い付くようなクラシカルなテーラードスーツや、あえて肩パッドを強調したパワースーツを身に纏います。シャツのボタンを大胆に開けてタトゥーを覗かせつつ、胸元には上品なジュエリーを添えることで、マフィア映画の登場人物を思わせるダークヒーローのオーラを醸し出します。
2. 世界観を構築するリング入場衣装
入場時のガウンやコスチュームは、国内外の気鋭クリエイターとタッグを組んで制作されます。単に派手な電飾や原色を使うのではなく、和のモチーフを解体してサイバーパンク調に再構築したテキスタイルや、漆黒のドレープを効かせたマントなど、リングに足を踏み入れる瞬間から観客を彼の世界観に引きずり込む舞台装置として機能しています。
3. 抜け感を極めたデイリーなスニーカーコーデ
オフの日の私服では、足元へのこだわりが際立ちます。「Travis Scott × Nike」などの争奪戦必至のコラボモデルはもちろん、Rick Owensのメガバンパーやヴィンテージのスニーカーを巧みにチョイス。ボトムスの裾の溜まり具合やソックスの丈感に至るまでミリ単位の配慮が見て取れます。