ペギー葉山さんの人生を語る上で欠かせないのが、1965年に結婚した名優・根上淳さんとの深い夫婦愛です。おしどり夫婦として知られた2人でしたが、1998年に根上さんが脳梗塞を発症し、突如として過酷な試練が訪れました。
根上さんは糖尿病の合併症も重なり、左半身麻痺と言語障害を患い、寝たきりの状態に陥ります。ペギーさんは施設に預ける選択をせず、自宅での介護を決意。自ら食事の介助や清拭、リハビリの付き添いを行いながら、歌手活動を一切休止することなくステージに立ち続けました。
睡眠時間を削りながら仕事と介護を両立させる日々は、想像を絶する過酷さでした。この壮絶な闘病・介護生活を支えたのが、一人息子の森本英樹さんをはじめとする家族や周囲のサポートです。ペギーさんは後に自身の介護経験を綴った著書を出版し、同じように介護に悩む多くの人々に大きな勇気と希望を届けました。2005年に根上さんが77歳で旅立つまでの約7年間、最後まで惜しみない愛を注ぎ続けた姿は、多くの人々の胸を打ちました。