調理時に最も錯覚を生みやすいのが、茹でることによる麺の吸水膨張です。一般的にパスタは茹でると重さが約2.2倍〜2.5倍(平均2.4倍)になります。
具体例として、パスタ100gを茹でたら何グラムになるのかを検証すると、標準的な茹で時間(アルデンテ状態)で約240g前後に達します。これは一般的なご飯茶碗に山盛り1膳(約200〜240g)とほぼ同等の重量です。
吸水率は麺の太さや形状、茹で時間によっても微妙に変化します。細麺(カッペリーニなど)は表面積が広く水分を抱え込みやすい一方、太麺(リングイネや2.0mm前後のスパゲッティ)は中心部に芯を残すため倍率はやや控えめの2.2倍程度に落ち着きます。この「茹で上がりの重さ」を頭に入れておかないと、120gの乾麺を茹でた際に仕上がりが300g近いメガ盛りサイズとなり、想定外のカロリーオーバーを招く原因になります。