2011年に公開された映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』のメインヴィランとして登場した黒ひげ(本名:エドワード・ティーチ)は、「全ての海賊が恐れる海賊」として語り継がれる大海賊です。広大な海を股にかけるパイレーツ・オブ・カリビアンの登場人物一覧の中でも、私情を挟まず純粋な悪意と恐怖で部下を支配する徹底した冷酷さは群を抜いていました。
劇中で黒ひげを演じたのは、イギリス出身の名優イアン・マクシェーン。重厚感あふれるたたずまいと凄みのある眼光で、怪奇的なカリスマを怪演しました。また、日本語吹き替え版ではベテラン声優の勝部演之が声を担当し、威厳と底知れぬ狂気が同居した圧巻の演技で日本のファンを魅了しました。
黒ひげが率いる旗艦アン女王の復讐号は、船尾楼に夥しい人骨が装飾され、船首からギリシャ火薬(火炎放射)を放つ地獄のような軍艦です。反乱を起こそうとする船員を一切容赦せず、見せしめとして処刑するなど、恐怖政治によって絶対的な支配を敷いていました。